「おもちゃの日」というのがあるのをご存知だろうか。この日がいつかを知っていたら、相当のおもちゃ通か、あるいは「この日なんの日」マニアであると見て間違いない。
おもちゃの日は5月5日。子供の日、端午の節句と同じである。制定したのは日本玩具協会それに東京玩具人形問屋協同組合といったえらいマイナーな方々。子供の日だからおもちゃの日にもしてしまおうという、実に単純な発想である。
ところで「おもちゃ」という言葉は頭の中で反芻してみても全く意味のわからない言葉である。「お」は接頭語だとして、「モチャ」ってなんじゃ?もしや外国語か ?とさえ思えてくる。
実はこの言葉「玩ぶ」もてあそぶ、が元になっているとされる。もてあそぶというとなにやらいんぴな響きがあるが、これは「持って遊ぶ」の意味。 この言葉が紆余曲折を経て今の「おもちゃ」という言葉にまで変化したわけである。
しかし、口に出して呟いてみるだけでなにやら遊ぶものという感じがしてくる。見事なネーミングである。