2010年5月11日火曜日

ガンになるしくみ

日本人の死因のトップ3に必ず入っているのが悪性新生物、すなわちガンである。 色々な治療法がメディアで取り上げられているものの、特効薬はまだないようだ。 だが、ガンになる仕組みは最低限知っておきたいもの。知っているだけでちがうことは随分ある。
 
人の体では毎日新しい細胞が作られている。細胞は遺伝情報をコピーして作られるが、この時にエラーが発生してしまう事がある。焼いたCD-Rも時々読めなくなったりする事があるがあれと同じことだと考えてもらえばよい。 細胞をコピーするときエラーが出る原因はCDと同じく、傷だ。煙草を吸うと咽頭ガンや肺ガンになりやすいのは煙草によってその部分の細胞が痛めつけられるからである。 また、辛いものを食べると咽頭ガンや胃ガンになるといわれる。これは辛さを感じさせる分子構造が尖った形をしていて細胞を傷つけてしまうからだ。 更にウイルス性のガンもある。これはガンを発生させるウイルスがあるのではなく、ウイルスによって傷ついた部分がガン化するという意味だ。
 このようなことは日常的に起きているがそう簡単にガンになるわけではない。ガン化した細胞は白血球など体の防御機能によってすぐに排除されてしまうからだ。
 
だからガンを防ぐには体にダメージを与えない生活をすることが重要。暴飲暴食、煙草などは慎むべき。 そして定期検診を受けること。早期発見ならばほとんどのガンは取り除く事ができるのである。